ray

お別れしたのはもっと
前の事だったような
悲しい光は封じ込めて
踵すり減らしたんだ

君といた時は見えた
今は見えなくなった
透明な彗星をぼんやりと
でもそれだけ探している

しょっちゅう唄を歌ったよ
その時だけのメロディーを
寂しくなんかなかったよ
ちゃんと寂しくなれたから

いつまでどこまでなんて
正常か異常かなんて
考える暇も無い程 歩くのは大変だ
楽しい方がずっといいよ
ごまかして笑っていくよ
大丈夫だ
あの痛みは 忘れたって消えやしない

理想で作った道を
現実が塗り替えていくよ
思い出はその軌跡の上で
輝きになって残っている

お別れしたのは何で
何のためだったんだろうな
悲しい光が僕の影を
前に長く伸ばしている

時々熱が出るよ
時間がある時眠るよ
夢だと解るその中で
君と会ってからまた行こう

晴天とはほど遠い 終わらない暗闇にも
星を思い浮かべたなら すぐ銀河の中だ
あまり泣かなくなっても
靴を新しくしても
大丈夫だ
あの痛みは 忘れたって消えやしない

伝えたかった事が きっとあったんだろうな
恐らくありきたりなんだろうけど
こんなにも

お別れした事は
出会った事と繋がっている
あの透明な彗星は
透明だから無くならない

◯×△どれかなんて
皆と比べてどうかなんて
確かめる間も無い程
生きるのは最高だ
あまり泣かなくなっても
ごまかして笑っていくよ
大丈夫だ
あの痛みは 忘れたって消えやしない

大丈夫だ
この光の始まりには 君がいる



Credits
Writer(s): Motoo Fujiwara
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