ゼロ

迷子の足音消えた 代わりに祈りの唄を
そこで炎になるのだろう 続く者の灯火に

瞳の色は夜の色 透明な空と同じ黒
確かさに置いていかれて 探して見つめすぎたから

配られた地図がとても正しく どこかへ体を運んでいく
速すぎる世界で はぐれないように
聞かせて ただひとつの
その名前を
終わりまであなたといたい それ以外確かな思いが無い
ここでしか息が出来ない 何と引き換えても 守り抜かなきゃ
架かる虹の麓にいこう いつかきっと 他に誰も いない場所へ

心に翼をあげて どこへでも逃げろと言った
心は涙を拭いて どこにも逃げないでと言った
命まで届く正義の雨 飛べない生き物 泥濘の上
一本道の途中で 見つけた自由だ
離さないで どこまでも
連れていくよ

怖かったら叫んで欲しい すぐ隣にいるんだと 知らせて欲しい
震えた体で抱き合って 一人じゃないんだと 教えて欲しい
あの日のように 笑えなくていい だって ずっと
その体で生きてきたんでしょう
約束はしないままでいたいよ その瞬間に最後が訪れるようで
ここだよって 教わった名前 何度でも呼ぶよ
最後が来ないように

広すぎる世界で選んでくれた
聞かせて ただひとつの
その名前を
終わりまであなたといたい それ以外確かな思いが無い
ここでしか息が出来ない 何と引き換えても 守り抜かなきゃ
怖かったら叫んで欲しい すぐ隣にいたんだと 知らせて欲しい
終わりまであなたといたい もう それ以外確かな思いが無い
架かる虹の麓にいこう ずっと一緒 離れないで
あの日のように笑えなくていい いつかきっと 他に誰も いない場所へ
いない場所へ
迷子の足音消えた 代わりに祈りの唄を
そこで炎になるのだろう 続く者の灯火に
七色の灯火に



Credits
Writer(s): 藤原基央 藤原基央
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