PAJAMA TIME

パジャマを着たまま ほっぺたにふれると
鏡の中にはビタミン不足の顔
ベッドから足が外にはみだすぐらいに
いつの日か少しずつ 大きくなっていた
午後の教室の机の上 いつでも心は眠っていた
かべに飾った卒業証書も 今は役には立たないよ
最終の地下鉄待つプラットホームには
一言 言えずに手をふる恋人達
4月の雪に埋もれた花 やがて緑に変わるように
サヨナラに沈む心にも いつか勇気が芽生えるはずね
この胸にむなしさがこみあげる時も
いつまでも風が吹くように歩いてゆけるよ
過ぎ行く一日の速さ哀しむより
時には自分にやさしくなりたい
降り始めた雨も気づかず 地面をじっとみつめてたころ
友達の一人は理想を時も忘れて話してくれた
この河の流れが速すぎて 泳げない時は
この河の幅が広すぎて 渡れない時は
この河を飛べる大きな翼 今はないから
こぎ出せるボートを下さい

この胸にむなしさがこみあげる時も
いつまでも風が吹くように歩いてゆけるよ
一人ではいられないと気づいた時から
いつの日にか孤独を力にかえるよ



Credits
Writer(s): Tetsuya Komuro, Misato Watanabe
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