Workaholic

私を乗せて走り続ける 車輪付きの箱が
向かうべき場所へと運んでゆく
望んではいなくても

夢と現実がずれっ放しの期限付きの生活
嫌でも慣れたよ 今はもう

次第に心の中も割れていく
機械の様な顔で通り過ぎるだけ
その箱の舵を切り続けるのも
私だってわかっているよ

つまらない今日の先にもきっと
思い描いてた日々が待っているから
そう信じていなきゃ壊れるでしょ
ただでさえ憂鬱な夜明け
たまには変わってみろってんだ

高らかに音を響かせてる宿敵 目覚し時計
昨日どこで力尽きたとしても
律儀に機能する

夢も現実も魘されっ放しの時限付きのハートで
微笑む 受け取る 疲れる

望みのレールはいつ使命になったの
健やかな朝はいつ苦痛になったの
ポケットには小銭が突っ込まれたまま
リビングのソファで眠るんだ

つまらない今日の先にもきっと
思い描いてた日々が待っているから
そう信じていなきゃ壊れるでしょ
疲れ切って迎える夜明け
ベッドは散らかったまま

保とうとすればするほど
自分である意味だって霞んでいく
大人にならなきゃ もう支度しなくちゃ
身嗜みは崩さず 急いでいかなきゃ

でもたまにそんな時に限って
都合の良い幸福が降ってくんのよ
もうちょっとだけ耐えてみようって
思わせやがる

つまらない今日の先にもきっと
思い描いてた日々が待っているから
期待こそしないけど信じるよ
いつまでも憂鬱な夜明け
明日もずっとその先も
愚痴だけは達者なもの



Credits
Writer(s): Dai Matsumoto
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