ゴールデンアワー

いかした馬力の 銀の箱に揺られて
この街の景色に 成り下がったつもりはない

始まりでも 終わりでもない
名も無き1日に
合いの手と愛の手を

駆け抜けてるのさ
疑うのも迷うのもやめて
檻の端のゴールまで
それはもう風のように
ヒュルルルリ

繰り返しじゃない
誰からどう見えているかも
全部超えて光ったら
それはもう銀ではなくて
違う色だよ

十人十色が 同じ箱で揺られて
削られて揉まれて 同じような色になった

退屈を刷り込まれても
限界を学んでも
蓋された空に手を

突き上げてるのは
小さく硬い三角の手錠に
捕らえられたわけじゃなく
こっちが手綱をずっと
握ってんだよ

なりゆきと真似ばかりの
名も無き人生に
歓声と感性を

駆け抜けてるのさ
疑うのも迷うのもやめて
檻の端のゴールまで
それはもう風のように
ヒュルルルリ

繰り返しじゃない
誰からどう見えているかも
全部超えて光ったら
それはもう銀ではなくて
違う色だよ

違う色だよ



Credits
Writer(s): Iyori Shimizu
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