ことのほかやわらかい

簡単に触っちゃダメよ
もうすぐ孵りそうな柔らかい光だから
夢と似た香りを放つシナモンロールを頬張って
待ち構える

今一番行きたい場所をそっと囁いてくれたら
付いて行く、 後からね きっと
振り向かずに歩いて行って
美しい背中を見せて
星の降る夜だから
愛の歌を作りたいだけなの

拾い集めた言葉たちが繋がって
夜を捕らえる鎖になるまで

ほら
三日月がひかる
貴方がひかる
鳥の形の波が遠くでひかる
ドアも壁も光る
時計も光る
故郷のように光る山の
向こうまで
駱駝に乗って旅立とう
貴方と共に旅立とう

声を上げて貴方が笑う
優しい世界を寿ぐ
中庭の枇杷の実がきれいね
もう少し遊んでいようよ
ことのほかやわらかい
言葉だけを選んで
転がして
鳴らして

梢の風が光る
木馬がひかる
夏の記憶がまだ遠くでひかる
貴方の指が光る
私も光る
蓮華の花咲く
丘の向こうまで
駱駝に乗って旅立とう
貴方と共に旅立とう



Credits
Writer(s): Yuki Kajiura
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