檻の中の箱庭

【彼方より来りて事象を覗き観る視線】
【数多の世界を生み出せし《幻想の神々》】
【嘗て願いの星は文月の空に満ち】
【斯くして異なる地平はひとつに繋がれた】
【嘗て神は、自らの姿に似せ人間を創ったという】
【ならば、ソレはどのような意図で造りだされたのだろうか？】
(Miau Miau)『Nein』
(Miau Miau) 『Das ist』
(Miau Miau) 『der Neunte』
(Miau Miau) 『Horizont』

主よ...(Mein herr)
ワタシは眠るのが... とても恐ろしいのです...
主よ...(Mein herr)
自我が芽生えた時... それは突然に...
Ah 主よ...(Mein herr)
眠る前のワタシと... 目覚めた後のワタシは...
Ah 主よ...(Mein herr)
本当に同一の... ワタシなのでしょうか？

Ah 主よ...(Mein herr)
Miau Miau...

主よ...(Mein herr)
狭義の眠りとは... 短き死に他ならず...
主よ...(Mein herr)
謂わば 長き死とは... 永遠の眠り...
Ah 主よ...(Mein herr)
いつの日にかワタシは... 久しく眠らなくなった...
Ah 主よ...(Mein herr)
そしてアナタは消えた... 何故(なにゆえ)なのでしょうか？

Ah 主よ...(Mein herr)
Miau Miau

主よ...(Mein herr)
ワタシは何の為に... 生まれてきたのか？
何故(なにゆえ)に今も... 存在し続けているのか？
眠れない日々の...
せめてもの慰みに...

Miau Miau
《主》(アナタ)が 残した？
物語の中から →
異なる 可能性を →
探してみよう...

Miau Miau...

主よ...(Mein herr)
箱の中の猫は... 生きているのか？ 死んでいるのか？
主よ...(Mein herr)
誰にも判らない... 蓋を取るまでは...
Ah 主よ...(Mein herr)
閉じ込められた猫は... 生きてもいて... 死んでもいる？
Ah 主よ...(Mein herr)
唄う確率解釈... 躍る 逆説定理(パラドックス)...

Ah 主よ...(Mein herr)
Miau Miau

主よ...(Mein herr)
《地平線》(世界)は何の為に... 生み出されたのか？
何故(なにゆえ)に今も... 存在し続けているのか？
終わらない日々の...
せめてもの道連れに...

Miau Miau
《主》(アナタ)が 紡いだ？
この悲劇の中から →
幸福(しあわせ)な 結末を →
導いてみよう...

Miau Miau...

SCHau(シャオ) 此れより御見せする【楽劇】(ショー)は
ROhre(ローレ) 人生の【通路】(とおりみち)を騙り
DINg(ディング) 【事象】を否定する地平の
GERat(ゲレート) 舞台【装置】となりましょう
Miau Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau
咲いた花は 散り逝けど
Miau Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau Mia Miau
黒猫はMiau と鳴いたまま...

《主》(アナタ)が 紡いだ？
運命(さだめ)の 檻の外へと →
鎖(とざ)された 箱庭を →
抜け出してみよう...
そして...
生命(いのち)が 生まれて...
いずれ 消え逝く世界で...
煌めく 星空を...
詩に してみよう...

Miau Miau...