ラストショー

ラストショー - 馬場俊英
あれからどれくらい
時が流れただろう
僕は君を忘れそうだ
さよならでは何も終らない だから
僕はずっと この日を待っていた
月夜の舞台 夜が明けるまでに
君の歌を作ろう
それが 君と僕のラストショー
どこにも行けない想いを
この歌に閉じ込めて
ああ 次のコードを探しながらまた
君の面影 抱きしめる
うまく歌えないメロディが
途中で途切れそうなら
言葉の代わりにラプソディ
涙で奏でるギター 聴かせて
夢ばかり見ていた 何もない部屋で
夢と君が すべてを満たしてた
12小節を繰り返した
愛もやがて 幕の終わり
これが君に贈るラストソング
誰にも言えない想いを
この歌に閉じ込めて
ああ 次のリズムを見失うほどの
激しい季節が蘇る
哀しみのリフレイン
涙が枯れるまで繰り返したら
ピアノの合図でブリッジへ
ドラムよ もっと強く
灯りが消えて 人は皆 いつか去り
最後におまえだけが残る My Guitar
どこにも行かない想いを
この歌に閉じ込めて
ああ 蒼から白 夜明けのグラデーション
すべてが過去に消えていく
うまく歌えないメロディだけれど
これが君のうた
言葉の代わりにコーダで
僕らを泣かせて ギター
ふたりの愛の ラストショー



Credits
Writer(s): Toshihide Baba
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