オオカミなら

夕焼けがビルに眩しくなった街を走り出す
あの店を目指す
通り過ぎるワゴンの窓で髪を直したら
君より先に着かなきゃ絶対に

大人ぶった決め事は風に任せて
そばにいてこそ気づく運命はある

オオカミなら
ここぞの時は思い切り襲い掛かれよ
頼りないほどに構えないから
もうさよならを怖がるだけ

オオカミなら
悲しい言葉こらえて愛の歌だけ歌えよ
心の声うなりあげて
全てを僕に任せて

すぐに止みそうな小雨がネオンに灯をつける
誰より早く触れなきゃ絶対に

笑顔で傘を差し出すそんな人にも
どうしても口に出せない過去はある

オオカミなら
迷わせることなく無駄な時間をかけずに
あれこれ気を回して気づけば
もうあの駅が近づくだけ

オオカミなら
寂しい夜に浮かんだ愛の言葉囁けよ
心の声うなりあげて
全てを僕に

捉え方は人それぞれにあるけど
君を前に抗えない僕を許して

オオカミなら
ここぞの時は思い切り襲い掛かれよ
頼りないほどに構えないから
もうさよならを怖がるだけ

オオカミなら
悲しい言葉こらえて愛の歌だけ歌えよ
心の声うなりあげて手をひく
心の声うなりあげて
僕に任せて



Credits
Writer(s): Junya Yamaike
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