桜草日和

僕の隣で 君が笑った
青い空の下 ふわり思い返す
君が呼ぶ声 微かに聞こえて
風を払い駆け寄った 春の終わり

何年とか 何回とか 唯の気休め
今日も明日も 全部君が
側に居てくれなきゃ 意味が無いのに

それは風の様にそっと吹き抜けて
切り飾った思いを攫ってく
言葉も何も届かない世界で
強く暖かく 花は咲いていて

君が残した 冷たい温もり
狭い僕の胸 仕舞い切れなくて
桜草の薫る ここに置いて行こう
二人また並んだら 紐を解いて

会いに行くと 弱い僕が 願ったのなら
呆れた様に 怒るのかな
いつもみたいに 早く揺り起こしてよ

空を舞う羽根となって この先へ
ドアの向こうで出会えたとして
この世界受け止められなければ
あの日の君とは会えない気がしてる

英雄しか掴む事ができない
栄光があったように
全て果たした君だけに訪れる安らぎよ
どうか優しく穏やかで

この夢から覚めるのは何時かって
滲んでいく景色の中で叫んでも
消せない闇に明かり灯せるのは
自分だけと君が背中押すようで

それは風の様にそっと吹き抜けて
切り飾った思いを攫ってく
言葉も何も届かない世界で
強く暖かく 花は咲き続ける

春風のなか 一つの足跡
二つの心で 眩しく刻む
涙見せないと 決めた朝にほら
また僕の隣で 君が笑った



Credits
Writer(s): Yuta
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