Lily Butterfly

あなたに愛されて あなたの手を取って
あなたを離れていくけど
道連れにできぬ記憶の代わりに
この詩を残して

いつかの記憶辿り 微睡む白い部屋
濡らした頬に添う指の温度
ぼやけた世界をほら 照らし手を引いて
くれたのがあなたで良かったと泣いた

何も言えないまま 過ぎ去る時間を
今だけは止めてよ
届けて 声にならぬ声

あなたに愛されて あなたの手を取って
あなたを離れていくけど
また何処かで会える その時を信じて
指を切った約束
あなたに巡り会う 未来があるなら
何度でも生まれ変わる
道連れにできぬ記憶の代わりに
この詩を残して

遠去かる度、薄らぐ 陽炎のような季節
無数の薔薇のよう 絡む未練 焦燥と
残月は流れ 万里の果てで
喪失を越え あなたと

あなたに愛されて あなたの手を取って
あなたを離れていくけど
また何処かで会える その時を信じて
指を切った約束
あなたに巡り会う 未来があるなら
何度でも生まれ変わる
道連れにできぬ記憶の代わりに
この詩を残して



Credits
Writer(s): Yuta
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