大いなる闊歩

先に立ったら 迷いぬ 背を追ったら 魘はる
蓋し 魔を 禍を 想わば
が 聳り立ったら 占めたもの
行き変わっても 侍え
いざ 頃ぞ 鬼の 居ぬ間に 歩け

歩みが 歩神だ
己が 選んだ 道を
大手振り 闊かに 往け(どんどん)
終わりの 隣に 連れ行けば
其れぞ 我らの 往く道の 名

朝になっても 陽が出ぬ 夜になっても 眩い
踏寄せも 平に 成れど
が 此処に立ったら 熬られる
紅く 青く 燃える 火を 纏った儘(ぼうぼう)
己の 随意に 歩け

歩きに 歩き抜いた
一向 来た 道を
掉尾 奮い 闊かに 往け(どんどん)
日割の 可也を 棄て行けば
其れぞ 我らの 狂る道の 名

歩みが 歩神だ
聢と 燃え 尽きたら
大手振り 悠かに 逝け(ぐうぐう)
終わりの 隣に 連れ行けば
是ぞ 我らの 大いなる 跡
だが 未だ 征こう



Credits
Writer(s): Taisei Kunimoto (pka Matatabi)
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