Midsummer Ghosts

ある夏の日 この視界の全てが
もう見事に反転していた
あぁ僕はこの夏の世界からとうとう
はじき出されてしまったか
どうして真夜中に
僕ら海を見下ろす
自殺の名所なんかにいたんだろう
僕らは誰にも見えない2人きりの幽霊
この街に生きてた 夏の全部を
本当に眩しかった日々を
二人で歩いた夜道を
誰かが 海辺に描いた さよならの文字さえ
逆さまに見えた 忘れないから
人生、最後の夏を
終わりの近づく世界を
そうだあの日に 立ち入り禁止の
向こうの海辺に幽霊を見たんだ
嫌になるほど騒がしいこの街の隅で
僕らは夏を見てた
日が落ちてもまだ汗ばんだ
海風たなびく夏の空が
終わっていくのが 夏がどうして
こんなにも淡い虹色に
どうして 真夜中に
君は海を見下ろす
自殺の名所なんかにいたんだろう
僕らの誰にも見えない2人だけの夏も
消えちゃうんだろうか
わからないけどたしかに
心だけはあるから
我思う故になんとかってやつだ
僕らは誰にも見えない2人きりの幽霊
この夏に生きてた 忘れないから
本当に眩しかった日々を
二人で寝ぼけた夜明けも
最後の花火があがって 夜空が綺麗だね
明日なんてなくても 生きてたんだよ
僕ら 最後の夏を
誰にも見えない二人で
僕らは真夏の幽霊



Credits
Writer(s): Two Mie
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